【会計の】簿記3級の取得は意味ない?重要性を考えてみた【基礎】

簿記3級を取得することは意味があるのかな?メリットなないと聞いたことがあるからね。

そんな疑問に答えます。



ネットで日商簿記3級について調べていると



「日商簿記3級は持っていても意味がない」

「日商簿記3級では、転職に有利にならない」



という情報が流れています。確かにそういった考えの人がいるのも事実です。



日商簿記3級の受験生であるあなたが、この情報を見た時に




「受験をやめようか」




というネガティブな考えになってしまうかもしれません。




しかし、安心してください

日商簿記3級は、立派な資格です。

数ヶ月の勉強でようやく取得が出来ます。

(中には1ヶ月の勉強で取得した人もいるらしいですが・・・)

今までの勉強が無駄にならないようにこの記事を読んでさらに簿記3級の取得へのモチベーションを上げましょう。


目次

簿記3級の知識がある意味とは?




簿記3級は、会計の学習で初級レベルの資格です。初級とはいえ、資格を持っていない人が経理をすると用語や財務諸表の見方が分からないでしょう。




会社は、利益を追求する団体です。その利益を知るために経理係が情報を提供します。




簿記3級の知識もない人が経理を行うことは、大変です。「勘定科目」「資産や負債の状況」「利益」等の重要な情報に誤りが発生します。誤った情報を流せば、最悪の場合犯罪になるケースも考えられます。




そこで役立つのが、簿記の知識です。会社は、経営状態を知るために財務諸表を作成する義務があります。



財務諸表は、会社の経営をどうするべきかを判断する材料です。経理担当者が簿記用語も分からないのであれば、会社の経営を左右する仕事は任せることは出来ません。




実際の求人数




ハローワークのネットで簿記3級と簿記2級を検索してみました。


日商簿記3級 33件

日商簿記2級 35件

(2020年7月時点)





私が住んでいる地元の京都で検索してみました。簿記3級が必要な件数と簿記2級が必要な件数がほとんど同じだと言えます。



企業の規模は、簿記3級は中小企業でしたが、税理士事務所も若干ありました。そのため、税理士になりたい人でも応募をすることは出来ます。


ステップアップのために




もし、会計の専門家である「税理士」や「公認会計士」を目指すならば、簿記3級を勉強することはとても重要です。



例えば、税理士科目の「簿記論」。この資格は、簿記3級を基礎にしています。仕訳や勘定科目が存在し、財務諸表の作成は簿記3級と同じです。そのため、基礎を勉強しないと合格の可能性は下がります。



まとめ



簿記3級は、世間一般で取得する意味がないと言われています。しかし、会計を学ぶ上で簿記3級は基礎的な知識です。簿記2級やその上の税理士科目等を目指すならば、基礎的な知識がないと問題を解くことが出来ません。




また、ハローワークの求人票が示す通り、簿記3級の知識でも経理への応募は出来ます。資格がない人よりも有利です。転職活動においても堂々と「資格を持っている」とアピールしましょう。

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