勘定科目一覧

2019年度から試験範囲に追加。「税金」と「純資産に関する勘定科目」

簿記3級は、2019年度より改訂が行われました。個人商店から株式会社に範囲が変更になったことにより、法人税や事業税等の仕訳も必要です。純資産も個人商店の場合は、資本金のみの処理でした。株式会社になり、剰余金等の処理も必要のため、この記事では新しい範囲について、説明します。

その他の債権、債務

債権や債務には、売掛金や買掛金の他に様々存在します。日常生活で聞いたこともある勘定科目もあるため、比較的頭に残りやすいでしょう。暗記するのではなく、一つ一つの勘定科目の意味を理解して、仕訳を何度も学習すると覚えられます。

金額が決まっていない時に使う仮払金と仮受金

取引は発生したが金額が決定していない場合は、仮勘定として仮払金勘定と仮受金勘定を使用します。仮払金勘定は、出張の旅費で社員にあらかじめ仮の金額を渡します。仮受金勘定は、現金が振り込まれたが、内容が不明の時に使用します。いずれの勘定も金額が決定した場合は、仕訳をして取り消します。

期中取引はわかりやすい固定資産

簿記3級の固定資産は、備品や土地等日常生活でも耳にします。決算整理は、複雑な仕訳がありますが、期中取引は単純なものが多く仕訳も簡単に頭に入ります。付随費用と売却時の仕訳が若干難しいですが、何度も復習をして記憶に残しましょう。

商品売買で使うことが多い「手形」

商品の売買取引が多ければ、その都度代金を支払うことは面倒です。その時に代金の代わりに出す紙切れが手形。仕訳は比較的優しく「手形」の文字があれば「受取手形」「支払手形」の勘定を書きます。しかし、「当店振出の手形を受け取った」時には例外ですが、仕組みがわかれば難しくありません。

試験に多く出題「現金」「預金」

試験では必ずといっていいほど出題されるのが、「現金」と「預金」です。預金は普通、当座、定期の3種類がありますが、当座預金を中心に学習しましょう。特に小切手の振出(自社か他社か)は注意ですので、問題文を丁寧に読むことが重要です。